ラッピングについて
Care & Guide
ラッピングを長持ちさせるための基礎知識とお手入れ方法をまとめています
施工後のオーナー様にもぜひご一読ください
ラッピングフィルムとは?
素材・特性・耐候年数について
📌 フィルムの基本
ラッピングフィルムとは、塗料ではなく加熱・圧着により粘着する特殊な塩化ビニル(PVC)製のフィルムです。車のボディに貼り付けてカラーチェンジやデザインカスタムを行います。フィルムを剥がすと元の塗装に戻せるのが最大の特徴です。
🔬 塗装との違い
塗装は一度行うと元に戻せませんが、ラッピングフィルムは施工後も剥離が可能です。また、フィルムが塗装面を保護するため、飛び石や軽い傷からボディを守る効果もあります。売却時に原状回復できるのも大きなメリットです。
(フィルム・保管状況による)
(メーカー・シリーズによる)
原状回復率(正常施工時)
※ 当店では3M・ORAFOLなど世界トップブランドのフィルムを使用しています。
※ 耐候年数はあくまで目安です。保管環境・洗車方法・駐車環境により大きく変わります。
※ フィルムの品質は見た目だけでは判断しにくいため、施工店選びの際はメーカー認定インストーラーであることをご確認ください。
正しい洗車方法
フィルムを傷めないための手順と注意点
まず水でしっかり砂・埃を流す
表面の砂や埃をいきなり拭くとフィルムに細かな傷がつきます。最初に大量の水で全体を洗い流し、砂粒を取り除いてください。
研磨剤なしの中性洗剤で優しく洗う
研磨剤を含まない中性の洗浄液を使用してください。スポンジや柔らかいクロスで力を入れず優しく洗います。必要以上にごしごし洗うとフィルムが傷つきます。
⚠ アルカリ性・酸性洗剤はNG水でしっかりすすぐ
洗剤が残るとフィルムの劣化を早める原因になります。水で十分にすすいでください。
水滴が残らないうちにすぐ拭き取る
水滴の跡(ウォータースポット)がフィルムに残ると見栄えが悪くなります。洗車後はすぐに拭き取ってください。
✓ フラットラッピング:マイクロファイバークロスOK ⚠ デザインラッピング:合成セーム推奨(端部の引っかかり防止)⚠ 機械式洗車機(自動洗車機)は原則NG です。高圧水・ブラシがフィルムの端部を剥がす原因になります。
⚠ ワックス・コーティング剤 は石油系溶剤・研磨剤入りのものはNG。シャンプーインワックスは使用可能ですが、事前に目立たない箇所でテストしてください。
⚠ 高圧洗浄機 はフィルムの端部に直接当てないよう注意してください。距離をとって使用してください。
汚れが付いてしまったら
汚れの種類別の対処方法
| 汚れの種類 | 対処方法 | 難易度 |
|---|---|---|
| 鳥のフン |
放置するとフィルムが変色・変質します。気づいたらすぐに水で湿らせたクロスで優しく拭き取ってください。固まっている場合は水でふやかしてから除去します。
⚠ こすると傷になるので、必ずふやかしてから
|
早め対処で◎ |
| 虫の付着 | 専用の虫取りクリーナー(研磨剤なし)を使用するか、水で湿らせたクロスで優しく拭き取ります。固まった場合は水でふやかしてから除去してください。 | 早め対処で◎ |
| 花粉・黄砂 | まず大量の水で流してから、中性洗剤を使って優しく洗い落とします。こすらずに流すことを意識してください。 | 通常洗車で対応 |
| 油汚れ・手脂 |
イソプロピルアルコール(IPA)を薄めてクロスに含ませて拭き取ります。目立たない箇所でテストしてから使用してください。
⚠ 原液は使用しないこと。薄めて使用してください
|
要注意 |
| 樹液・ヤニ |
早期発見が重要です。水で湿らせたクロスや専用クリーナーで対処します。長期放置するとフィルムに染み込んで取れなくなる場合があります。
⚠ 長期放置はNG。放置期間が長いほど除去が困難に
|
早期対処必須 |
| ガソリン・油脂類 |
給油時にガソリンが付着した場合はすぐに大量の水で流してください。フィルムを溶かす可能性があります。
⚠ 放置厳禁。すぐに水で洗い流してください
|
要即時対応 |
| 塗料・スプレー | 市販のシール剥がし剤や溶剤での対処はフィルムを傷める恐れがあります。無理に除去せず、すぐに当店へご相談ください。 | 要相談 |
※ 判断に迷った場合は無理に対処せず、まずお問い合わせください。誤った処理でフィルムを傷めるケースがあります。
※ 汚れは早期発見・早期対処が基本です。長時間放置するほど対処が難しくなります。
車両の保管方法
フィルムの寿命を延ばす駐車・保管のコツ
フィルムを長持ちさせる環境
- 屋内ガレージや屋根つき駐車場での保管
- 直射日光・紫外線が当たらない日陰
- 風通しの良い、適度に乾燥した場所
- カーカバーを使用する場合は通気性のあるもの
- 汚れが付いたらこまめに洗車する
フィルムの劣化を早める環境
- 炎天下・直射日光が当たる屋外駐車
- 海沿いの潮風・塩分にさらされる環境
- 工場・工事現場近くの粉塵が多い場所
- 樹液が落ちる木の下への長期駐車
- 通気性のないビニールカバーの長期使用
⚠ 北海道の冬期間は凍結防止剤(融雪剤)がフィルムに付着しやすくなります。走行後はこまめに水洗いしてフィルムへのダメージを最小限にしてください。
ラッピングによくない環境・状況
知っておきたいNGポイント
強い直射日光・高温
炎天下の長時間放置はフィルムの収縮・浮き・変色の原因になります。夏場は特に注意が必要です。
潮風・塩分
海沿いの環境では塩分がフィルムの粘着剤を劣化させます。海沿い在住の方はこまめな洗車が必須です。
ガソリン・溶剤の付着
給油時のガソリンこぼれはフィルムを溶かす可能性があります。付着したらすぐに水で流してください。
急激な温度変化
夏の炎天下から急に冷水洗車するなど、急激な温度差はフィルムのひび割れや剥がれの原因になります。
研磨剤・強アルカリ洗剤
コンパウンド・研磨剤入りワックス・強アルカリ洗剤はフィルム表面を傷め、光沢を損ないます。
高圧洗浄のフィルム端への直当て
高圧洗浄機をフィルムの端部(エッジ)に直接当てるとフィルムが剥がれる原因になります。
樹液・花粉の長期放置
木の下への長期駐車は樹液や花粉がフィルムに染み込みます。駐車場所に注意してください。
凍結防止剤(融雪剤)
北海道の冬は特に注意。道路の融雪剤がフィルムや粘着剤を劣化させます。走行後は早めに洗車を。
よくある質問
施工後のオーナー様からよくいただく質問
